東雲語録

しがないケーキ屋勤めのヲタクの日々語り

推しってすごいな

写真集「月刊 太田基裕×小林裕和」を中古で購入した。f:id:token_1999:20200704214430j:image

 

推しの写真集を、初めて手元にお迎えした。

 

まず、これを注文した際には、先週の木曜日に届く手筈になっていた。注文してから5日後。

それが、何故か火曜日に届いてしまった。注文してから3日後の事だ。

 

2日の誤差。

たかが2日、されど2日である。

開封しようにも、心の準備というものが全く出来ていない。

 

動転した私は何故か、袋の上辺では無く下辺をハサミで開けた。

 

下から開けたので、当然のように、推しの脚から出てくる。

 

脚だけ確認すると、私は一旦本を袋に仕舞った。

落ち着け。

いきなり表紙は刺激が強い。呼吸を整えて、今度は裏表紙から見えるように裏向きにして出す。

 

 

 

 

 

 

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終わった。

 

私が、推しにはアオザイを着せたい宗教に入っている事を知らんのか(知らん)

 

とりあえず過呼吸になりながらもページを捲る。

 

中身の写真は流石に載せないが、端的に言えば宗教画集だ。神々しい50枚程度の宗教画に¥2800は正直安い。その上中古なので、送料を込にしても¥2000を切る。もう、足りない分のお金をどこに入れたら良いのか分からない。何だ?そのサンダルのバンドと足の隙間にねじ込めば良いのか?(やめてやれ)

 

 

内容は、大きく3部構成。

・黒のアオザイ

・白のアオザイ

・表紙の衣装

 

そこに居るのは、舞台の上で誰かを演じている推しでは無く、『俳優・太田基裕』。

 

でも写真集から感じたのは、大きな流れを伴う物語。

――表紙の衣装の男とアオザイの男は双子の兄弟で、表紙の衣装の男(兄)はアジア一帯の海賊を束ねていて海運業を裏で牛耳っている、アオザイの男(弟)の美貌を利用して、邪魔だてする権力者を籠絡したり○したりしてのし上がっていく――

みたいな。

 

 

そもそも何故私が太田基裕という俳優に惚れたのかといえば、その表情の演技だった。DVDで本編を見た後、バクステを見た時に、キャラの笑顔と役に入っていない時の笑顔が違う事に気づいたのが始まり。

 

そのうち、俳優では無く『人間・太田基裕』にも魅力を感じていた。

役に滲み出る繊細さ。大輪の花が咲くような笑顔と歌声。いつでもファンの事を思ってくれる所。人間(=自分)の醜さを認め、それでも美しく在ろうとする姿…

本当は人前に立つのが苦手だったり、親しい人にだけ毒舌が出たり、物事を考えすぎてしまったり…

僭越ながら私はもっくんの事を、めちゃめちゃに美化した自分だと思っている節がある。

そんな、親近感と呼ぶには余りにも恐れ多い感情も、推すには充分な要素かもしれない。

 

 

と、写真集一冊でろくろを回しまくってしまった。

推しってすごい。いっぱい美味しいもの食べてほしい。