東雲語録

しがないケーキ屋勤めのヲタクの日々語り

壽乱舞音曲祭 1/19公演ネタバレを含む感想

むらまさ初日!!

いらっしゃいませ!!!!

 

とんぼもカテコで言っていたけれども、無事合流出来て本当に良かった…

 

二部の感想主に↓

・さすがに、まほろばに やmistake、獣、自分が出てない公演の曲にはマサ子居なかった   賢明な判断です

 ありがとうミュ

   

・ちゃんと燕尾服きっちり着てて偉いねぇ〜〜〜☺️☺️☺️☺️☺️☺️黒の蝶ネクタイもジャケットの裏地の色も良いねぇ〜〜〜〜〜〜もっとよく見せておくれ(ぺらっ)(おまわりさんこちらです)

  この衣装だと中の人のスタイルの良さが世間にバレてしまう。尻のサイズ感が100000000000点

 

・メイクめっちゃかわいい〜〜〜〜〜〜〜👏👏👏👏👏👏👏👏🥰🥰🥰🥰🥰🥰

   葵咲メイクの真っ赤っかな目元が、泣き顔なんじゃないかっていう説推しなんですけども、そう考えると任務を経てちょっと落ち着いたんかな…☺️🙏

 

・絶対にimpulseは歌うと思った。driveは犠牲になったのだ…並び立つ村正派は渇望していたけれども、driveも大好きなので…

 

・ムラ「主の声を代弁しマス!!キャーオオクリカラカッコイー!!!」

   伽羅「馴れ合うつもりは(ry」

   日向「梅干しは?」

   伽羅「梅干s…(フイッ)」

   ムラ「ではワタシが」

 声出せない主の声を代弁してくれる慈悲深い時のムラチャン

 

・signalise

   曽祢さん&兼さん「へいへいへいへい!!!!!」

   「かかってこいやゴルァ!!!!!!」

 元気か???? 治安悪すぎてあかん   笑ってしまう   なんか地元のチンピラ出てきたんだが?????しかしこの治安の悪さが新撰組刀の良さ

 

・美しい悲劇 

わたし「ほあああああ!?!?」(ソファから落下、そのままガチ土下座)

   今日のMVP。間違いなく全ミュ推し審神者の願いを叶えると同時に全員の息の根を止めた。

 だから言ったべ、 兼さんと伽羅ちゃんの声は合うってな…(遺言)

 

・今日のソロ曲

  ①コギチャン  versus

  ②鶴  キミと〜

  ③お清  Blue right

 

 

最後の挨拶  村正派

とんぼ「村正…会えて嬉しいぞ」

むらまさ「ワタシも…(ガッツリとんぼの方見てから)主に、会えて嬉しいデス」

ずっとやってろ!!このおしどり夫婦が!!!

 

ここで一句

兼さん「ぬ、ぎ、ま、しょ、お」

むらまさ「ぬっぬぬぬぬぬん!?!?」←?????

       「それはワタシデスね???」

       「脱ぎまショウ 謹賀新年 huhuhuhuhu」

とんぼ「村正!黙って聞いていれば!!もう…あれだぞ、堪忍袋が、パァンだぞ」←???????

(パァンに反応するむっちゃんwww)

きよみつ「なんか、なんだかんだ安心するよねー」←わかる

兼さん終始爆笑

 

村正初日ありがとうございました…🙏🙏🙏無事終えられて良かった…

碌に稽古期間も無いまま村正合流とのことで、中の人推しとしては最初はめちゃくちゃ心配しとったんですが(刀を使った舞台の稽古で模造刀が刺さって…って言う話を聞いたことがあるので余計に)…

決して無理させない刀ミュパイセン…また好きになっちまうよ…

 

伽羅ちゃんの、ひとり「笑ってはいけない乱舞音曲祭」の難易度が爆上がりしててめっちゃ笑いました  伽羅ちゃんも堪えきれてなくて笑ってました   平和

 

千秋楽まで、引き続き無事に走り抜けられますように…🙏

壽乱舞音曲祭 1/14マチネネタバレを含む感想

(以下、記憶が曖昧なまま書き散らすのでセトリ等順不同)

 

光る棒の「ここぞ!」と「消灯」のタイミングが親切になった

解説ソング(この為に作ったんか?)

浦島「主さん、付いてこれてる?」いや、めっちゃ親切でわかりやすいけどそのテンションにはまだ付いて行ききれてないごめん

日向くんの作画が2次元

 

今までの作品を曲で振り返っていくダイジェストセトリ

 

「あの」蓮を持って佇むおじいの姿だけで泣く

コギチャン「いつの時代も、花は美しく咲くものですね…」見てたのは、泰衡殿の蓮ですかね…

コギチャンめっっっさ綺麗   名残月が聴けるとは…🙏

みかこぎの名残月、最早神事

 

神事からの、鎮魂歌

伽羅ちゃん居る〜〜〜〜〜🙏🙏🙏🙏🙏🙏大感謝祭

この曲だったかわからないけども、終わりがけに心無しか口角が上がった?

ぎね歌また上手くなった?涼星さん良い声だものね…

 

ユメひとつにむっちゃんが居る🙏🙏🙏🙏🙏🙏🙏

新撰組刀の地元ヤンキー感大好きです

かるたで遊ぶむついず☺️「あの頃の京都かるた」めっちゃやりたい

兼さんの「井上の源さん」呼び、解釈の一致🙏🙏🙏

ミュ側の、沖田組ネコチャンソングに手応えを感じている感を受信した

 

みほとせ組二振しかおらん…(´・ω・`)と思ってたけど充分でした   これで揃ってたら生死に関わった

葛藤し始める伽羅ちゃんしんどかった…多分この辺りから記憶が飛び始めてる

「だから、馴れ合いたくなかったんだ」って声が聞こえてきそうな

迷いを振り払うように、蜘蛛の巣を払うように、何か重たい重力と戦うように刀を振るう   この本丸の伽羅ちゃんは、折れるまで吾兵の事を忘れられないんだろうね    しんどい   たすけて

 

雁の群れが飛び立つシーンと共に始まるつはものターン

飛んでいく方向(=義経公が向かった方向)を見守るおじい

「焼け跡」ってぎねに歌わせる審神者P  しってた

 

ゆめのあとからの繋ぎとして余りに馴染む序章

むっちゃんが撃ち抜いたのは審神者の心臓です

 

GOUNOMONOすていじが来た時のわたし「あっ!命日だ!」

篭手切よかったね〜☺️と思ったら夢オチかい😂でもすぐ叶いそうな夢だよね👏

りいだあ「いいぞ、松!」

わたし「松??????」(宇宙ネコの顔)

一振ずつのパートで曲調違うの良かった  個性の暴力

いいぞもっとやれ

松井「豊前がやるなら…」

わたし「松………………」

 

かざぐるま  フェス恒例の2番&全員歌唱

膝「子を育てるとは、どのようなものなのだろうな」お前がママになるんだよ!!

全員になる所、いつ聴いても鳥肌もの

 

厳島!!

その時居たメンバーが前に出てソロで歌って、それ以外がバックで歌ってるの良かった…🙏

 

一部終了

わたし「松………………」

 

2部

俺  た  ち  の  死  が  来  た  ぞ

きいてない  マジで  助けてほしい

俺たちが何をした???????

開始一秒で召される俺ら

ご来賓の方々ですか????

誰が紋付きタキシードなんて兵器を思いつき、着せようと思った???恐ろしく天才の発明   無形文化遺産にするべき

一曲目記憶無い   なんかめでてぇなってことしかわからなかった

 

ここからも、これまでを二部曲で振り返っていくダイジェスト方式

 

mistake

あっ衣装このままなのね!?死亡宣告ですかなるほど

清光の「アゲろ〜〜〜!!」でしぬる

 

Additional time👏

横並びで皆でステップ踏む振り付けが可愛くて大好きです

 

Signalize

兼さん「御用改めであるァ!!!」母と2人で手ェ叩いて爆笑してしまう   人間カッコよすぎるものを見ると最早爆笑する   煽り文句は日替わりらしい

ところで、その衣装のままなんでしょうか?このままジリジリと焼かれる感じなんでしょうか   なるほど

 

Can you〜

牧伽羅ちゃんはこの曲初めてだよね?伽羅ちゃんパート歌えましたね☺️👏

 

kizuna

おじい&膝&桑名(今のところここはメンバー変わらないみたい)

おじいが歌ってる後ろで胸に手を当てる桑名…何を思ってるんでしょうね…

桑名、目が外から見えない分、演じるの難しそう

 

断然!〜

いや、「もう無理〜!」って、無理なのはワシらじゃ!!(ノブ)

江&日向くん&浦島だよ???無理に決まってんだろう

 

誰のモノでもない人生

巴の代わりに蜻蛉

燕尾服×杖はどエロい。「諦めんな」「追いかけんだ」でオラりがち。(すき)

 

secret sign

「イェ〜」の声が一段とでけぇ兼さん

曲に燕尾服が似合いまくる

 

S

おいイントロのぎねェ☺️‪💢💢💢どこでそんな振りを覚えた   刺す以外もできるやろがい

篭手切が目を見開くところで畏怖に似たものを感じてしまう   誰かこの本丸の子達に手加減の仕方教えてあげて

 

約束の空

マサ子の代わりに松井…🥰

早くマサ子来てくれないとわたし、松井に浮気してしまう…

 

「主と一緒に寝正月」声に出して読みたい日本語

突然床掃除しだすから何かと思ったら皆で寝るためだった(???)

寝る場所を間違えて痛そうな松井「間違えた…フフっ(小声)」

首が痛そうな鶴「主〜、ちょっとそこの蜜柑取ってくれ」(特別扱いされやすい鶴だけど、ここはちょっと俗っぽくて良かった)

 

美しい悲劇

今日は清光&りいだあ

どっから見ても美形な二振

りいだあの低音パートが美しすぎ…………

 

情熱のsinfonia

清光じゃなくて膝〜〜〜!!!アモーレ!!!

双騎を経て腰のしなやかさを得た    歌い方までどエロい

やっぱり椅子の上は立つものだし布は投げるもの

 

real love

年々音程が高くなっていく

本当〜〜〜〜〜〜〜に幸せそうに歌う  しゅき…

着込んだ衣装の上からでもわかる雄っぱい   サスペンダーパツパツでは??大丈夫?

ラスト、振り向きざまの優しい微笑みで蜻蛉村が一瞬で焼け野原になる音がした   わたしも燃えた

 

endless night

燕尾服で歌ってはいけない曲暫定一位

台詞の所、分かってたけど「フフっwww」て変な声出た。こんなものを現地で見せられている審神者様方には同情する   こんなの観て声出しちゃいけないんだよ???拷問以外の何物でもない

 

天狼傅再演一曲目

燕尾服×ガイコツマイクが似合いまくる曲再来

ドレスの裾をひる「が」え「し」の兼さんの歌い方と声が好きすぎてどうかなる   多分この音程と、声の伸ばし方に樟ちゃんの声の良さが生きるんだと思う

 

兼さんと長曽祢さんの曲

好き〜〜〜〜〜👏👏👏👏

兼さん見せ場多くね?(ありがとうございます)

 

ジャケットだけ脱いだ〜〜〜🥳👏🙌🎉✨

スタイリッシュも居るしパツパツ雄っぱいも居る、みんな違ってみんな雄っぱい

 

今回居なかったメンバーからビデオレターのコーナー

青江「僕に任せてよ」説得力ある…単騎がんばってね…

 

多分、パリでやる筈だった小鍛冶

ここで観られるとは………🙏🙏🙏🙏🙏🙏🙏二振が見守るこの本丸は、幸せだな…

 

刀剣乱舞

オリジナル歌詞!!

それぞれの作品に則した歌詞

 

総括:目が足りない。

 

天狼傅再演の時も清光が言ってくれたけど、2205年の未来から来た彼らは、この世界規模の危機的状況も、いずれ落ち着いて、今まで通りの応援が出来る世界が戻ってくることを知っているという。

未来の世界に居る刀剣男士…創作だなんてことは100も承知。でもそんな存在に助けられている私たちが居ることは創作でもない事実。

ミュも含め、刀剣乱舞というジャンルがこの先も末永く発展していくことを願っています。

刀剣乱舞6周年、本当におめでとうございます。

 

 

 

 

 

 

 

他人の幸せ喜べる人に

今月、5週に渡って配信されたB′zのオンラインライブ「5eras 8820」が昨日で終わりを迎えた。

 

寂しいなぁ…辛いなぁ…ウゥッ…………(day2もうかりまっか風)

 

毎週の終わりに、稲葉さんが「また来週!」と呼びかけてくれた事にどれほど希望を感じていたか。

 

私がB′z(+稲葉さんのソロ)を聴き始めたのは小5の時。え?小5って…11歳…?ええっ、今年で10年目ってこと…!?えっすごいやん、、、👏👏👏

10年も聴いてりゃ思い入れも増えるわな、、

友人関係に悩んだ時は「it's not too late」

アルバム「マグマ」は集中したい時に

人生初めて告白された夜に聴いた「Warp

別れた時支えてくれた「Brotherhood」「Blue sunshine」

復縁を決意し、今の恋でも背中を押してくれる「眩しいサイン」

初めて行ったライブの一曲目「RED」

etc…

挙げればキリがない。

 

B′zの良さは、そのわかりやすい歌詞だと思う。

小学生の私にもわかったシンプルな言葉。もちろん、その奥行きはもっと歳を重ねてから理解出来るようになったけれど。

昔のエロティックな歌詞も、最近の自己啓発的な歌詞も良い。

 

そこにボスのギター!作曲センス!

昔の大人は、よくぞこのお2人を組ませてくれたなと思う。ありがてえ。

 

 

今回のライブでは、正直3、4週目の1〜3曲目辺り、稲葉さんの喉を心配する場面もあった。

ただ、稲葉さんのすごいところは、そこから声が出なくなっていくのではなく、どんどん喉の調子を上げていくというところだ。

DINOSAURのLIVEの時、目の当たりにした。

愛知公演で調子が悪いながらも歌い続ける姿。「purple pink orange」ライブでしか聴けないそれはそれでしっかりかっこいいのだ。そしてどんどん声が出てくる。

そして迎えた昨日、5週目。

一曲目の1音目から、絶好調だった。

もう、格好良すぎる。

 

「無観客ライブは、無観客じゃない」

稲葉さんは今回気づいたのだと言う。オーディエンスの居ない会場で私たちの存在を感じていたという。面と向かってはいないけれど、確かに、互いにその存在を感じていた。

 

新曲も披露された。「Yes Yes Yes」

『他人の幸せ喜べる人になりなさい  ママの言葉思い出そう』

ライブ映えする曲。

 

あーーッライブ行きたい!!

「いつかまたここで」このLive-GYMで。

せーの、オツカレ!

推しってすごいな

写真集「月刊 太田基裕×小林裕和」を中古で購入した。f:id:token_1999:20200704214430j:image

 

推しの写真集を、初めて手元にお迎えした。

 

まず、これを注文した際には、先週の木曜日に届く手筈になっていた。注文してから5日後。

それが、何故か火曜日に届いてしまった。注文してから3日後の事だ。

 

2日の誤差。

たかが2日、されど2日である。

開封しようにも、心の準備というものが全く出来ていない。

 

動転した私は何故か、袋の上辺では無く下辺をハサミで開けた。

 

下から開けたので、当然のように、推しの脚から出てくる。

 

脚だけ確認すると、私は一旦本を袋に仕舞った。

落ち着け。

いきなり表紙は刺激が強い。呼吸を整えて、今度は裏表紙から見えるように裏向きにして出す。

 

 

 

 

 

 

f:id:token_1999:20200704215322j:image

 

 

 

終わった。

 

私が、推しにはアオザイを着せたい宗教に入っている事を知らんのか(知らん)

 

とりあえず過呼吸になりながらもページを捲る。

 

中身の写真は流石に載せないが、端的に言えば宗教画集だ。神々しい50枚程度の宗教画に¥2800は正直安い。その上中古なので、送料を込にしても¥2000を切る。もう、足りない分のお金をどこに入れたら良いのか分からない。何だ?そのサンダルのバンドと足の隙間にねじ込めば良いのか?(やめてやれ)

 

 

内容は、大きく3部構成。

・黒のアオザイ

・白のアオザイ

・表紙の衣装

 

そこに居るのは、舞台の上で誰かを演じている推しでは無く、『俳優・太田基裕』。

 

でも写真集から感じたのは、大きな流れを伴う物語。

――表紙の衣装の男とアオザイの男は双子の兄弟で、表紙の衣装の男(兄)はアジア一帯の海賊を束ねていて海運業を裏で牛耳っている、アオザイの男(弟)の美貌を利用して、邪魔だてする権力者を籠絡したり○したりしてのし上がっていく――

みたいな。

 

 

そもそも何故私が太田基裕という俳優に惚れたのかといえば、その表情の演技だった。DVDで本編を見た後、バクステを見た時に、キャラの笑顔と役に入っていない時の笑顔が違う事に気づいたのが始まり。

 

そのうち、俳優では無く『人間・太田基裕』にも魅力を感じていた。

役に滲み出る繊細さ。大輪の花が咲くような笑顔と歌声。いつでもファンの事を思ってくれる所。人間(=自分)の醜さを認め、それでも美しく在ろうとする姿…

本当は人前に立つのが苦手だったり、親しい人にだけ毒舌が出たり、物事を考えすぎてしまったり…

僭越ながら私はもっくんの事を、めちゃめちゃに美化した自分だと思っている節がある。

そんな、親近感と呼ぶには余りにも恐れ多い感情も、推すには充分な要素かもしれない。

 

 

と、写真集一冊でろくろを回しまくってしまった。

推しってすごい。いっぱい美味しいもの食べてほしい。

障がい者と生きる

植松聖被告に死刑判決が下った。

 

4年前、障がい者施設で19名の生命を奪った男。

 

当時16歳で、障がいがあり同じような施設に通っている兄を持つ私は、事件のニュースを見て、とても他人事とは思えなかった。へらへら笑って送検されていく男の姿に、近くにあったソファを思い切り蹴りつけて怒りを爆発させたのを覚えている。普段、人の名前や物覚えもさほど良くない私が、今日まで男の名を忘れなかった。それ程に憎んだ。部外者の私でこうならば、ご遺族の御気持ちは計り知れない。

 

その男が、死刑になった。

 

正直、これで良かったとは思えない部分はある。

死んで許されると思うな、と。

 

ただ、スっと心が凪いだのも事実。

「あ、終わった。」と。

 

既にそこら中で出回っているが、あの男はある思想に基づいて犯行に及んでいる。

その思想が、ある種、的を得ているという意見を見かける。

そしてかく言う私も、その思想―動機に関して、頭ごなしに否定することが出来ない。

 

先にも書いたが、私には兄がいる。

現在26歳だが、言葉を話す事が出来ない。「自閉症」と言われる障がいだ。ただ、単純な言葉を理解することは出来るので五十音表を介して意思疎通ができ、自分の意思で身体を動かすことも出来るので比較的軽度と言える。

 

伝えたい事が伝わらない時。

伝えたい感情が、パッと言葉にならない時。

兄はそれで、時々爆発する。家族に手を出してしまう。叫びながら家の中を走り回って、止めようとすれば突き飛ばされる。だいぶ落ち着いた今でこそ笑い話に出来るが、兄が爆発すると、父との笑ってはいけないプロレス大会が頻繁に開催されていた。

 

ほんの一端だが、この環境を当たり前として生きてきた私には、看護や養護・養育の場で起こっている問題について、容易に想像出来る。

 

男の思想も、理解出来てしまった。

 

私があの時怒りを覚えたのは、男が笑っていたからじゃなく、どこかでその思想に納得してしまった自分を認めたくなかったからなのではないか?

4年越しに気づいた。

いや、気づかないフリをしていたのかもしれない。

 

倫理を考えずに言えば、あの男の供述は正しい。それが現場の現実だ。

私が今回の件で一番恐れているのは、模倣犯だ。

本当は兄を施設に通わせたくない。明日、兄が無事に帰ってくる保証はどこにも無い。

 

あれから男のニュースを耳にする度に、怒りが蘇ってきて動悸が激しくなって、急いでチャンネルを変えたり目を背けてきた。

 

でもこの事件を「他人事では無い」と言うなら、家族を守りたいと思うならば、もう目を背けてはいけない。

 

 

推したい時に推せる幸せ

滝口幸広さんの訃報から一夜が明けた。

 

昨日寝ようとして目を閉じた瞬間に来た、推しのツイートで知った。

 

滝口さんのお名前は正直昨日知った。でも調べてみると、私が観ていた番組にもいくつか出演されていて、「あの人が」となった。

 

突発性虚血性心不全。為す術が無い。34歳。若すぎる。

 

周りの役者さん達の反応を見て、どれだけ大きな人が亡くなったのかを知った。

 

絶望感と恐怖で、ほとんど眠れなかった。

 

人はいつか死ぬ。

 

理屈では分かっていても、頭では理解出来ない。したくない。

 

急死の一番辛い所は、本人の口から言葉を聞けない所だと思う。

 

「もし、推しに同じ事が起こったら?」

 

昨日感じた「恐怖」というのはそれだった。

 

推しの死を、今回のように誰かのツイートで知ったら?

 

滝口さんを推してる人、笑顔の写真とか、沢山端末に保存してるんじゃないかと思う。私もそう。

それ、どうするんだろう。私だったら、きっともう見られないし、かといって消す気にもなれないと思う。

 

こうして皆に愛される人が亡くなると、何で私じゃないんだ、私なんかよりもっと社会に有益な人を生かしてくれよ、と馬鹿な事を本気で思ってしまう。

 

でも終わりがあるからこそ、推しを推したい時に推せる今が尊い

 

なんて、爽やかに言いきれる程気持ちは晴れないけれど、きっとそういう事なんだろう。

 

滝口幸広さん、心よりご冥福をお祈り致します。

 

 

 

 

結びの響、始まりの音

ミュージカル刀剣乱舞の『結びの響、始まりの音』のDVDを買って観た。

 

※以下、ネタバレを含む感想です。まだ観ていない方は注意してください※

 

 

物語の舞台は戊辰の戦。そして箱館戦争へ。土方歳三を主体に描かれる。登場するのは、土方が所有していた和泉守兼定堀川国広近藤勇の刀であった長曽祢虎徹沖田総司が振るったとされる大和守安定、坂本龍馬の佩刀であった陸奥守吉行、そして元の主も銘も持たぬ巴形薙刀

 

観終わってまず思ったのは、刀ミュ以前に『演劇』として確実にレベルを上げてきているな、ということだった。舞台いっぱいの大きなセットごと回して場面の切り替わりをわかりやすく表したり、今まで以上に客席も舞台として利用したり、音楽も『ミュージカル』色が濃くなっていた。何より、よくも箱館戦争を舞台で表せたな、と思わずため息が出た。(誰目線?って言われそうおこらないで…しがない審神者目線です…)

 

そして今まで以上に、ただ感動する話ではなく、「考えさせられる」話だと思った。刀剣男士とは何か?歴史とは何か?彼らはなんの為に修行に行くのか?…

原案ゲームの中で、歴史を変えようとする敵・時間遡行軍は皆同じような見た目をしていてその数もこちらより圧倒的に多い。それを受けて巴形薙刀は「あやつらは、物語を持たぬ刀達の成れの果てなのでは?」

と考える。実は私もそう思っていた。『刀剣男士』は皆、有名な家に伝わっていたり、有名な人物に使われていたり、刀にまつわる逸話があったり、『物語』がある刀だ。その物語がそれぞれにあるから、それに応じて目の色も違う。服も、髪型も、口調も違う。でも敵は、打刀なら打刀で、短刀なら短刀で皆同じ見た目をしている。そして言葉を話さない。それらは、足軽や一部の農民が使っていたような量産型の刀ではないのか、と。なので巴形の台詞を聞いた時に驚いてしまった。脚本の御笠ノさんと握手したい。

 

和泉守兼定。この物語のキーマンになる刀。

単独で無茶をした堀川国広を叱りつけるシーンについて、和泉守役の有澤樟太郎さんが稽古で監督の茅野さんに言われたというのが「ただガキが喚き散らしているようにしか見えない」だったそうだ。

難しいと思う。和泉守兼定は刀としては一番若く、べらんめえ口調で、自分に自信があり、見た目にも華がある男士だ。すぐオラつくし、一歩間違えればただのヤンキーになりかねない。でも舞台では、しっかり『和泉守兼定』だった。「一番若い」と言っても、三百歳くらい。その重みも感じた。

和泉守兼定は、史実では土方歳三の最期を見ることは無い。箱館戦争の最後の日の前に、遺言で土方の写真と共に故郷へと届けられたからだ。しかし本作では、最期を見届けた。えらい。辛かったろうに、男泣きこそすれ決して目は逸らさなかった。

 

この感動をもっと分かち合いたいけれど、刀ミュで語り合えるおともだちが居ない。おともだちください…(:3_ヽ)_